ファイアウォール向けLinuxディストリビューション「IPFire 2.23 Core Update 139」リリース

2025年5月13日(火)
 オープンソースのファイアウォール向けLinuxディストリビューション「IPFire 2.23 Core Update 139」が5月12日(現地時間)、リリースされた。

 「IPFire」はファイアウォール向けLinuxディストリビューション。ルータもしくはプロキシとして利用することで、ファイアウォールを構築することができる。様々な攻撃からの防御機能を備えており、各種ログの取得も可能。

 「IPFire 2.23 Core Update 139」では、カーネルがLinux 6.12.23LTSとなったほか、搭載されたパッケージがbind 9.20.8、dbus 1.16.2、expat 2.7.1、gdbm 1.25、gettext 0.24、harfbuzz 11.0.0、hwdata 0.393、iproute2 6.14.0、 jansson 2.14.1、kmod 34.2、libarchive 3.7.9、libcap 2.75、libedit 20250104-3.1、libseccomp 2.6.0、liburcu 0.15.1、libusb 1.0.28、libxml2 2.14.0、LVM2 2.03.31、mpfr 4.2.2、pango 1.56.3、shadow 4.17.4、suricata 7.0.10、tzdata 2025b、util-linux 2.41などがアップデートされた。また、IPsecトンネル量子耐性暗号化が引き続きサポートされ、Pakfireのアップデート、ファイアウォールの強化など、さまざまな強化が加わっている。

 「IPFire 2.23 Core Update 139」は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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