米Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 10.0」を発表
2025年5月21日(水)
米Red Hatは5月21日(現地時間)、同社の企業向け Linux OSの最新版、「Red Hat Enterprise Linux 10.0」の提供を開始した。新しい系列「Red Hat Enterprise Linux 10(RHEL 10)」の最初のリリースとなる。
「Red Hat Enterprise Linux 10.0」は、ビジネスおよびクラウドコンピューティングを念頭に置いて設計されたディストリビューションとなっている。「RHEL 10」では、コマンドラインから直接起動できるAI搭載アシスタント「Lightspeed」の搭載、FIPSに準拠したポスト量子暗号の組み込み、GnuTLS 3.8.9の搭載によるOCSPレコードのチェックの挙動変更などによるセキュリティの強化、nftables 1.1.1の搭載によるファイアウォール強化、ネットワークインターフェイスの呼称変更、インストーラの強化など、数多くの機能強化、変更、不具合修正が加わっている。
リリースノート
「Red Hat Enterprise Linux 10.0」は、ビジネスおよびクラウドコンピューティングを念頭に置いて設計されたディストリビューションとなっている。「RHEL 10」では、コマンドラインから直接起動できるAI搭載アシスタント「Lightspeed」の搭載、FIPSに準拠したポスト量子暗号の組み込み、GnuTLS 3.8.9の搭載によるOCSPレコードのチェックの挙動変更などによるセキュリティの強化、nftables 1.1.1の搭載によるファイアウォール強化、ネットワークインターフェイスの呼称変更、インストーラの強化など、数多くの機能強化、変更、不具合修正が加わっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]リリースノート
その他のニュース
- 2025/6/2 Slackwareをベースとしたポータブル向けディストリビューション「PorteuX 2.1」リリース
- 2025/6/1 Linuxディストリビューション「Alpine Linux 3.22」リリース
- 2025/6/1 Armシングルボード向けLinuxディストリビューション「Armbian 25.5」リリース
- 2025/5/31 「GNOME 48.2」リリース
- 2025/5/30 Webブラウザ「Firefox 139」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Red Hat Summit 2024から2日目のキーノートを紹介 レガシーシステムからの移行をメインに解説
- Red Hat Summit 2024、Red HatのAI戦略を読み解く
- Red Hat Summit 2024開催。キーノートから見えてきた生成AIへの熱い期待
- Red Hat Enterprise Linuxってなに?
- Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 8.5」を発表
- Red Hat Enterprise Linux 7のインストールについて確認しよう
- Red Hat エンタープライズIaaS製品の最新版「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 6」を発表
- ミラクル・リナックス、「MIRACLE ZBX 2.2」をRed Hat Enterprise Linux 7に対応
- Red Hat Enterprise Linuxセキュリティの概要と特徴
- Red Hatがセキュリティ強化と自動化がポイントのOpenShift 4.3をリリース