Python実装「Pyston 0.5.0」リリース
2016年5月28日(土)
Python.orgは5月25日(現地時間)、独自のPython実装「Pyston 0.5.0」をリリースした。
「Pyston」は、LLVMのJITをベースとした独自のPython実装。Dropboxによって開発が開始され、高いパフォーマンスと拡張性を目指して開発されている。PystonはLLVMをベースとしており、これによってLLVMの最適化機能やJITのメリットを生かしつつ、Pythonを利用したアプリケーション開発ができる。
今回公開された「Pyston 0.5.0」は、Tracing Garbage Collectorの代替としてReference Counting GCが採用された。また、数値処理ライブラリ「NumPy」もフルサポートされた。
「Pyston 0.5.0」はApache License 2.0の下で、GitHubにて公開されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
Blogによる記事
その他のニュース
- 2025/6/2 Slackwareをベースとしたポータブル向けディストリビューション「PorteuX 2.1」リリース
- 2025/6/1 Linuxディストリビューション「Alpine Linux 3.22」リリース
- 2025/6/1 Armシングルボード向けLinuxディストリビューション「Armbian 25.5」リリース
- 2025/5/31 「GNOME 48.2」リリース
- 2025/5/30 Webブラウザ「Firefox 139」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 独自のPython実装「Pyston 2.1」リリース
- 高いパフォーマンスを目指した独自のPython実装「Pyston 2.2」リリース
- Pythonの数値処理ライブラリ「NumPy 1.17.0」リリース
- 機械学習フレームワーク「PyTorch 1.8.1」リリース
- 機械学習フレームワーク「PyTorch 1.8」リリース
- Facebook、機械学習ライブラリ「PyTorch 1.0」をプレビュー公開
- Facebook、機械学習フレームワーク「PyTorch 1.4」リリース
- Python向けIDE「PyCharm 2019.2.1」リリース
- Pythonの利用実態調査「Python Developers Survey 2018」発表、データ分析目的の利用が急増
- Pythonの利用実態調査「Python Developers Survey 2018」発表、データ分析目的の利用が急増