「LibreOffice 25.8 Community」リリース

2025年8月24日(日)
 The Document Foundationは8月20日(現地時間)、「LibreOffice 25.8」をリリースした。

 「The Document Foundation」は、2010年9月にOpenOffice.orgの開発者らがOracleから独立して立ち上げた、オフィススィートの開発に当たっているコミュニティ。SUSE Linux、Red Hat、UbuntuなどのLinuxディストリビューションの支援を受けており、「OpenOffice.org」から分岐したLibreOfficeの開発に当たる。

 「LibreOffice 25.8」は、新機能を積極的に取り入れる「Fresh版」の最新リリース。 本リリースでは、メニュー画面から呼び出すことができる「保存時に個人情報を削除する」プライバシー機能が搭載され、この機能によって作成者名やタイムスタンプ、編集時間、プリンター名と設定、ドキュメント テンプレート、コメントや変更履歴の作成者と日付などの個人情報をエクスポートすることを防ぐという。また、パスワードベースのODF暗号化の新しいモードの導入、LibreOffice Writerにおける書式設定文字の処理、コメント パネルの幅の調整機能、箇条書きドロップダウンでの箇条書きの選択、ハイパーリンク用の新しいダイアログ、クイック検索の結果をそのコンテキストとともに一覧表示するサイドバーの新しい「検索」デッキなどのUI機能の強化など、複数の機能強化が施されている。

 「LibreOffice」は、Windows/Linux/Mac OS Xに対応しており、それぞれWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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