連載 :
  シトリックスによる仮想化最新技術アプリケーション仮想化最新技術XenApp 6
 2010年6月15日(火)
      
クライアント・ソフトの新しいアーキテクチャ: Citrix Receiver
XenAppに接続するためのクライアント・ソフトウエアは、これまで3種類(Program Neighborhood、Program Neighborhood Agent、Web Client)がありました。それぞれ、使い方やインタフェースが異なり、XenAppを適用するシステムが大規模/複雑になるにつれ、それに適したクライアント・ソフトウエアの仕組みが必要となってきました。いわゆるユニバーサル・クライアントの考え方がそれです。
さまざまな目的のサービスを利用するためのクライアントは、プラグインとしてReceiverに格納します。ユーザー設定、IT管理者の運用ポリシーなどに基づいて、プラグインを含むReceiverが自動的にアップデートされ、常に最新/最適な状態が提供されます。「Any device」から接続できることはCitrix Systemsの変わらぬアドバンテージです。Receiverは、エンド・ポイントの各プラットフォームごとに用意しており、すべて無償でダウンロードできます。
基本設定は必要ですが、Receiverとプラグインの仕組みもセルフ・サービスの方向を向いており、XenAppを利用するための環境をシンプルに整えてくれます。
- Citrix Receiverの主なラインアップ(2010年6月時点)
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- Receiver for Windows
 - Receiver for Mac
 - Receiver for iPad
 - Receiver for iPhone/iPhone touch
 - Receiver for Windows Mobile
 - Receiver for Android
 - Receiver for Blackberry
 
 - 主なプラグイン(2010年6月時点)
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- Online Plug-in
 - Offline Plug-in
 - App-V Plug-in
 - Dazzle Plug-in
 - Single Sign-on Plug-in
 - Acceleration Plug-in(Branch Repeaterサービス=WAN最適化)
 - Secure Access Plug-in(Access Gatewayサービス=SSL VPN)
 - Service Monitoring Plug-in(EdgeSightサービス=アプリケーション/エンドポイント監視)
 - Encrypted Data Plug-in(Tech Preview段階)
 
*プラグインはサード・パーティ製品を統合する用途にも利用できます。Citrix Readyのステータスになったプラグインは、Webページで参照可能です。例えば、以下のようなサード・パーティ製プラグインがあります。これらを使うことで、特定分野の強化や、利便性を高めた運用が可能になります。
- Sophos Endpoint Security and Control Plug-in
 - TrendMicro Office Scan Plug-in
 
 
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| 図3: Citrix Receiverの機能をプラグインで拡張する | 
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