vCenter Lab Managerのメリット
 2011年9月6日(火)
      
用語集
Lab Managerで多く登場する用語を紹介します。今後、用語の意味がわからなかったときに参照してください。
- ●仮想マシンテンプレート
 - 仮想マシンのマスターテンプレートを意味します。Lab Managerではテンプレートから仮想マシン、コンフィグレーションを作成します。
 - ●コンフィグレーション
 - Lab Managerが管理する仮想マシンのグループを意味します。ユーザーはコンフィグレーションを作成し、コンフィグレーション内に仮想マシンを作成します。
 - ●デプロイ
 - 仮想マシン、コンフィグレーションを ESX 上に登録することを意味します。Lab Managerでは仮想マシン、コンフィグレーションをデプロイすることで仮想マシンがCPU、メモリリソースを利用可能になります。
 - ●公開
 - ユーザーがテンプレートからコンフィグレーションを作成できるように、テンプレートを利用可能にすることを意味します。公開されていないテンプレートを使用して、ユーザーはコンフィグレーションを作成することはできません。
 - ●アンデプロイ
 - 仮想マシン、コンフィグレーションを ESX上から削除することを意味します。Lab Manager では仮想マシン、コンフィグレーションをアンデプロイすることでその仮想マシンが使用しているCPU、メモリリソースを解放します。
 - ●フェンシング
 - 同一のネットワーク情報を持つコンフィグレーションを同時に同一ネットワーク上に存在させることを可能にするLab Manager の機能です。その際、Lab Manager は仮想ルーターを自動的に作成します。コンフィグレーション内の仮想マシンは、同一 ESX ホスト上に配置されます。
 - ●ホストスパニング
 - フェンシングの拡張機能です。フェンシングの際に、コンフィグレーション内の仮想マシンを別のESXホスト上に所属させる機能です。ホストスパニングを使うには、vSphere Enterprise plus のライセンスとvDSの設定が必要です。
 - ●リンククローン
 - 仮想マシンを作成するのに、参照元のフルクローンをせず、参照元の差分ディスクのみを作成することで、フルクローンより高速で小容量で仮想マシンを複製する技術です。vCenter Serverのみの環境では、フルクローンのみ使用可能です。Lab Manager の存在する環境では、フルクローン、リンククローンのどちらも可能です。
 - ●リース
 - 仮想マシン、コンフィグレーションの使用期間を設定する機能です。リースにはデプロイメントリース、ストレージリースの2つがあります。デプロイメントリースを過ぎると自動的にアンデプロイされ、ストレージリースを過ぎると自動的にファイルをデータストアから削除します。
 - ●組織
 - 利用可能なリソースを制限できるオブジェクトです。デフォルトでは[[Default]]という名前の組織が存在します。追加で使用可能なリソース、アクセス可能なユーザーを制限した組織を作成可能です。ユーザーは[[組織]]内の[[ワークスペース]]でコンフィグレーションを作成します。
 - ●ワークスペース
 - [組織]内でユーザーが操作するスペースを意味します。ユーザーはワークスペース内でコンフィグレーションを使用します。[組織]内にはデフォルトで[Main]という名前のワークスペースが存在します。追加で使用可能なリソース、アクセス可能なユーザーを制限した[ワークスペース]を作成可能です。
 
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