Oracle、Red Hat Enterprise Linux 10ベースの「Oracle Linux 10」をリリース

2025年7月4日(金)
 Oracleは6月26日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linux 10をベースとしたLinuxディストリビューション、「Oracle Linux 10」をリリースした。

 「Oracle Linux 10」は、Red Hat Enterprise Linux 10をベースとし、ドキュメントや商標に関する項目を削除・変更したディストリビューション。Oracle Linuxでは独自の「Unbreakable Enterprise Kernel」と呼ばれる、カスタマイズされたkernelを採用しており、これがデフォルトでのカーネルとなっている。Red Hat互換のカーネルも搭載しており、選択して起動することが可能。

 「Oracle Linux 10」では、Unbreakable Enterprise Kernel 8.1(UEK 8.1)が搭載され、データ集約型で計算負荷の高いワークロードの処理が強化されたほか、Oracle Kspliceの強化、OpenSSHのアップデートなどによるセキュリティ向上など、いくつかの重要な強化・変更が加わっている。

 Oracle Linux 10は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
Oracle Linux
Blogによる記事

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る