「Blender」で3Dモデルをデザインして「UltraMotion3D」ライブラリで表示してみよう

はじめに
今回はプログラミング以外に少し3Dデザインにも挑戦しましょう。「Blender」で簡単に3Dギターを作ってデータを変換し、「UltraMotion3D」で読み込みます。
なお、3Dギターは前回までにコーディングしてきた「lib/Matrix3D.js」「lib/Model3D.js」「lib/UltraMotion3D.js」「lib/Vector3D.js」「lib/WGSL.js」「index.html」に追記して図1のように表示します。まだマテリアル色は白色のみです。
ギターを3Dデザインしてデータを作る
ギターの3Dデザインには、本連載の第1回で紹介したBlenderを使います。
まずBlenderから汎用性の高い3Dデータ形式「FBX」ファイルに書き出し、次にFBXファイルを「Vixar Vision」で読み込んでUltraMotion3Dで使える.jsファイルに書き出します。
Blenderで3Dデザインする
- Blenderを起動すると立方体が表示されているので「Viewport Shading」を「Material Preview」にします。続けて、立方体を選択した状態で「Edit Mode」にします。
- Edit Modeに入ったら立方体を拡大・縮小して図2のようにボディーを作り、マテリアルを作成して黄土色にします。
- 「Add」タブ→「Cube」メニューで立方体を作成してネックの形に拡大・縮小して平行移動し、マテリアルを作成して茶色にしAssignします(図3)。
- 続けて「Add」タブ→「Cube」メニューで立方体を作成してヘッドの形に拡大縮小して平行移動し、マテリアルを作成して茶色にしAssignします(図4)。図5のように完成形まで作りこまなくても、テストでギターっぽいものが作れただけで構いません。
BlenderからFBXファイルを書き出す
Blenderの「File」→「Export」→「FBX(.fbx)」メニューで図6のように「Guitar.fbx」に書き出します。FBXファイル形式はもともとFilmbox向けに開発された3Dデータ交換フォーマットで、現在はAutodeskが提供しています。
Vixar VisionでFBXファイルをUltraMotion3D向けに書き出す
FBXファイルをUltraMotion3D形式のJavaScriptファイルに変換するには、筆者が開発した「Vixar Vision」を使います。こちらのURLからダウンロード/インストールしてください。Vixar Visionを起動したら「ファイル」→「開く」メニューで「Guitar.fbx」ファイルを開きます。
Vixar Visionから、図7のように「ファイル」→「名前を付けて保存」メニューから「index.html」ファイルがあるディレクトリに「models」フォルダを作成し、そのフォルダ内に「ファイルの種類」を「WebGPUファイル(*.js)」にした「Guitar.js」という名前のファイルを作成して保存します。Blenderでうまくサイズを合わさないとUltraMotion3Dでピッタリ表示できないかもしれません。
Guitar.jsのテンプレートは次のようなModel3Dから派生したGuitarクラスになります。テンプレートでは三角形1個だけのモデルです。
・「models」→「Guitar.js」のテンプレートclass Guitar extends Model3D {
constructor() {
super();
this.setMaterial(0,0,0,1,1,0.250,0.25,0.35,5.0);
this.setV(0,100,0,0.0,0.0,1.0,0,0.0,0.0);
this.setV(-100,-100,0,0.0,0.0,1.0,0,0.0,0.0);
this.setV(100,-100,0,0.0,0.0,1.0,0,0.0,0.0);
this.setI(0,1,2);
this.initBuffers();
}
}
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